[外資系理学療法士・外資系ピラティスインストラクター 2]

2、同僚とのコミュニケーション

前回、理学療法士として患者さんとのコミュニケーション、ピラティスインストラクターとしてクライアントとのコミュニケーションについて書いてみました。

当たり前だけど、コミュニケーションをとるのは患者さんだけではないです。

 

今回は、一番長い時間を過ごすであろう上司・同僚とのコミュニケーションについて書いてみます!

私が働いている理学療法スタジオは、上司(オーストラリア)、同僚(オーストラリア・アイルランド)と私の4人。

小さなスタジオ。

そして、職場のみんなでシェアハウスに住んでいるから、結構長いこと顔を合わせています。

そんな中で感じたこと・学んだことを簡潔に2つにまとめます。

1)Because の大切さ

海外は「1、こうしてほしい 2、なぜならこうだから 3、自分はこう思う」ということがきちんとしています。

日本でもビジネスシーンにおいてはこの方法が一般的かと思います。

例えば、「コピー用紙を補充しておいてほしい。もう残りが少なかったけど、私は今から患者さんの予約が入っているからできない。あなたは今予約が入っていないのだから時間に余裕があったらよろしく」という感じ。

 

ただ、小さな頼みごとをする時に「1、なぜならこうだから 2、こうしてほしい 3、相手が気持ちを汲んで、あの人はこう思っているんだろうな」という言い方もあるかと思います。

「今から患者さんの予約が入っているから、少なくなっているコピー用紙補充してほしい。」  「(頼まれた相手が)時間がある私にAさんは頼んでいるんだな」

という気持ちを’汲む’という工程で、深く会話をしなくても済んでしまうことがありませんか?

 

 

 

しかしこれは海外の方には通用しにくいです。

会話に「Because 」を要求される。

頼みごとをするときも、何かを断るときも「Because 」が入る。

これに最初は苦戦していました。

 

 

2)上司に対してかなりフランク

職場において、年齢・経歴によって敬語を使うのがマナーの日本。

役職がついている人に対して「〇〇課長」「〇〇部長」などと呼ぶこともあるはず。(日本の会社で2年ほど働いていないので、もしかしたらルールが変わっているかも?)

 

ここのスタジオでは役職・年齢関係なく下の名前で呼びます。

そしてもちろん敬語もいらない。

英語にも敬語はあるけど、日常や職場で使うことは少ないですね。

 

そんな仲だから色々と聞きやすい、話しやすい!

おお!と感動したこともあります。

飲みの席で上司が自らビールを部下に注いでいる。

家飲みでも上司が積極的に洗い物をしている。

など、上司が自ら「やってみせ、やらせてみせる」山本五十六のような行動をとってくれている。

海外と日本のマネジメントの違いを痛感しました。

 

マネジメント

海外「部下がいかに気持ちよく、そしてその人の能力にあった働き方を作るかが重要」

日本「きちんと仕事が遂行されることが最優先」

 

 

 

 

仕事に対する姿勢

海外「自分の役割をきっちりこなす、その他必要なタスクもこなす」「改善が必要なことは指摘し、提案する」

日本「自分の役割をきっちりとこなした上で、必要なタスクもこなし、助けが必要そうな人のヘルプに入り、誰の仕事でもないことも時間を見つけては積極的に行う」

日本人すごいなって思います。

 

 

この比較はあくまでも小さなスタジオの中での出来事なので、実際に他の国へ行ったら全く違う!ということもあるかもしれません。

もしピラティスや理学療法を学びに留学したい!という方はコミュニケーションの違いを心得ておくとスムーズに進めるポイントになるかもしれません^^

 

 

ニセコではピラティスだけではなく、コミュニケーション、海外と日本の働き方の違いなどなどを学んでおります。

知識だけでなく、精神的に強くなって帰れそうですw

自宅でのレッスン日程が決まり次第、こちらのブログに挙げていきます!

 

 

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